【ラフティングガイドに密着】TACとかちアドベンチャークラブ

十勝北西部の新得町。大雪山系から流れる豊かな川と湖を舞台に、ラフティングやカヌーなどの水上アクティビティを提供しているとかちアドベンチャークラブ(通称TAC)。代表の野村竜介さんは北海道アウトドアガイド資格の検定官も務める実力者。個性豊かなラフティング&カヌーガイドが揃ったTACで、ひと夏のガイド体験に挑戦してみませんか?

TAC とかちアドベンチャークラブ 代表
野村 竜介さん

札幌市出身。日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ、スキーガイドステージⅠ、北海道アウトドアガイド資格ラフティング検定官とカヌー検定官を務めるベテランガイド。仲間たちからは「リュウさん」の愛称で親しまれています。
■好きな食べ物 新得町にある「のむらカレー」
■趣味 リバーカヤック、オートバイ

野村さんの繁忙期!夏のとある1日の流れ

ラフティングガイドの仕事に密着!

【8:00】TACの事務所に集合

新得町屈足湖のすぐそばにあるTACの事務所は雰囲気バツグンのログハウス。まずはチームみんなで集まって本日のスケジュールを確認したら業務スタートです。



【8:05】積み込み・清掃・設営

午前のラフティングツアー参加者が到着するまでに準備を完了させます。まずは運搬トラックに必要数のラフティングボートやカヌーを積み込みます。多いときは1台のトラックに4艘のラフティングボートが積み込まれるのだとか。驚きです。

積み込みを終えたら事務所内の清掃と備品のチェックを分担しておこないます。来客スペース、更衣室、トイレなど掃除するところもさまざま。みなさん慣れた手つきでテキパキと終わらせていきました。



【9:00】午前のツアースタート

9時スタートの午前のツアー。この日はTACで一番人気のラフティング&カヌーのツアーに一組のご夫婦が参加されました。まずは体験のオリエンテーション。参加同意書も忘れずにご記入いただきます。その後ラフティングの装備に着替えます。取材は秋の入り口。まだ温かかったので今回はウェットスーツを着用しました。そのほかライフジャケットなど、安全のためにも装着のサポートも行います。



【9:30】ラフティングのスタート地点へ

ガイドと一緒に川の上流部に移動します。まずは体験レクチャー。パドルの使い方、万が一水に落ちたときの対処法など、アクティビティを楽しむための重要な情報をお伝えし、軽く練習します。

この日の午前のツアーガイドは田村知美(ともみ)さん。TACは女性ガイドが比較的多いのも特徴です。知美さんの横にサブガイドとして吉田さんも乗り込みます。

【9:40】十勝川をラフティングで川下り

十勝川の上流部からおよそ2kmをラフティングで下ります。この日は前日の雨もあり、ここ数日では一番の水量。「水量が多い方がラフティングは楽しいんですよ」と知美さん。参加者のお二人もパドルを駆使して頑張ります。

参加者の川下りの様子は、陸地を先回りして別のスタッフが撮影を行います。車で移動し、撮影スポットの川岸までを降りるなかなかハードな裏方仕事。その甲斐もあり、臨場感のある写真が撮れました。

【10:20】飛び込みに挑戦!

TACのツアーはラフティングやカヌーで川下りするだけではありません。岩場に登って天然の飛び込み台から川にダイブ!童心に返って水遊びを楽しみ尽くします。吉田さんもいざダイブ!

【10:30】カヌーに乗り換えて屈足湖へ

途中でラフティングからカヌーに乗り換えます。ここからはゆったりとした川の流れを感じながら屈足湖へ。参加者とガイドがカヌーで漕ぎ出した裏で、スタッフはラフティングボートを回収し一足先に事務所に戻って片付けます。

【10:45】屈足湖に到着!

屈足湖まで下ることおよそ15分。陸に上がる前に屈足湖のビュースポット「ガンケ」を背景に写真撮影。カヌーを積み込んで事務所に戻ります。

【11:00】事務所に戻ってツアーのクロージング

参加者がウェットスーツを脱ぎ、着替えたら今日の体験の様子を撮った写真を見ながらクロージング。その裏では装備の水洗い、脱水、干すところまでスタッフが動いています。



【11:30】午前のツアー終了・昼食

午前のツアーが終了したら昼休憩の時間です。休憩室でつくる人やお弁当の人などさまざま。時には野村さんの奥様の手料理が振る舞われることもあるそう。みんなで一緒にいただきます。



【12:30】午後のツアースタートまで備品の手入れ

午後のツアースタートは14時。それまでの時間、ウェットスーツの劣化を防ぐ手入れや午後のツアーに必要な備品の準備などを行います。



【14:00】午後のツアースタート

午後はトマムリゾートから参加する複数組の団体ツアー。ボートも3つ出して対応します。ガイドは野村さん、佐野なほ子さん、アソクさんが担当。約20人が一度に川に繰り出すのはなかなか迫力がありました。

佐野なほ子さん。ガイドネームはなっち。ガイドさんはみんなガイドネームで呼び合います。

吉田さんの前に座るのはアソクさん。ネパールから来道中。



【16:00】ツアー終了後は後片付け

16時にはツアーが終了し、およそ20人分の装備を後片付けします。装備を洗う人、乾かす人など言葉がなくとも役割分担してテキパキとこなします。



【17:00】一日ガイド密着終了
だいたいの後片付けが終わったら1日の業務は概ね終了。予約のメールチェックやツアーの振り返り等のデスクワーク、また人によってはトマムリゾートまでのバス送迎も行っています。スタッフそれぞれが役割分担しながら、見事に噛み合ってスムーズなツアー進行が行われているTAC。そのチームワークが素敵でした。

吉田さんからインターン生に一言

吉田さん

ラフティングは一緒に川を下る複数のボートが一つのチームとなって川を下る“スポーツ”です。チームを団結させ、安全に楽しく川を下るためには、お客さんを巻き込んでチームとしてまとめ上げる「コミュニケーション能力」の高いガイドの存在が必要不可欠。個性豊かなTACチームは雰囲気もとてもよく、チームの一員として過ごすうちに人と接することが少しずつ楽しくなってくるはずです。「自然が好き」「体を動かすことが好き」というのはもちろんのこと、コミュニケーションのプロフェッショナルのもとで学びたい人に来てほしいです。

野村さんからインターン生に一言

野村さん

「アウトドアやアクティブなことが好き!」という自分を通して、自然の楽しさや魅力をゲストに伝えたり、感じてもらうことができるのはアウトドアガイドならではの醍醐味です。ゲストにはいろいろな方がいらっしゃいます。自分の世界では見えなかったものを、ゲストを通して感じることができるので、自分の成長にもつながる仕事がアウトドアガイドです。自分の生き様や個性が売り物になるアウトドアガイドは、幸せな職業です!

まとめ

アウトドアガイドとして講師も務める野村さん。ガイドの本質は「来てくれたゲストが体験する前に想像していた期待値を超えることが、まず最低限のライン。そこからサプライズや感動を上積みすることが僕らガイドのやらなきゃいけないことだと思っていて、スタッフのみんなにも伝えています」と話します。TACには接客マニュアルはありません。それはガイドそれぞれによってゲストへの対応は変わるもの。個性をマニュアルで縛りたくないという方針が「また会いに来たくなるガイド」を作り上げているのではと感じました。TACのガイドを体感したい方はぜひインターンに参加してみてほしいです。(2025年9月取材)

TAC とかちアドベンチャークラブ
電話番号 0156-65-2727
住所 北海道上川郡新得町屈足539-21
メール mail@tac-go-go.com
HP http://tac-go-go.com/

インターンへのご質問など、お問い合わせは下記までお願いいたします。
メール:tokachi.outdoor.jimukyoku☆gmail.com (☆を@に変更して送信してください。)
担当:帯広市地域おこし協力隊 吉田萌葵(よしだもえぎ)

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