「広小路商店街まちあるきツアー」レポート

2023年1月22日に開催された「広小路商店街まちあるきツアー」は、高校生や大学生を対象に、広小路商店街の歴史を学び広小路商店街をデザインするプログラム。しゅんスタッフが当日の模様をレポートします!

1、広小路商店街について学ぶ
帯広百年記念館の大和田努さんを講師に招き開催されました。前半は広小路商店街内のイベントスペースT19で座学が行われ、写真や動画を手がかりに、明治時代や昭和の頃を振り返りながら、当時の様子を学びました。


広小路商店街は、初期の市街地である大通りと、その後市街地として栄えた西2条通りのメインストリートをつなぐ役割を担っていたそう。さまざまな店舗が市街地に集約されていた当時は、人の行き来が多く、非常に賑わっている様子に驚きました。

「地域の未来を考えるときには、社会の変化を考えることが必要」と大和田さん。これからの広小路商店街の未来を考える時には、人口減少、少子高齢化、車が中心の移動手段であることがポイントになるのでは?と話してくれました。

2、広小路商店街まち歩きツアー
大和田さんの案内で、昭和30年の地図を片手にまちを歩きました。広小路商店街だけでなく、その周辺の大通りや西2条通りにも当時の面影が残る建物もちらほら。普段は車で通る場所も、ゆっくり歩くことで新たな発見がありました。建物が密集しているため、ほんの十数分歩くだけでも、さまざまなお店巡りができるのが帯広中心部の魅力の一つ。昭和30年の地図には、衣食住に必要なさまざまな商店のほか、映画館、銭湯なども点在し、活気のある様子がうかがえました。

3、商店街活性化の事例を学ぶ
東京のキラキラ橘商店街(大和田事務局長)、大坂のベル大利商店街(摂南大学鶴坂教授)から、ZOOMで商店街の取り組みやユニークなイベントの事例紹介がありました。自分たちのまちと重ねながら、それぞれの事例を興味深く聞くことができました。

4、広小路をデザインしてみよう!
座学とまちあるきで学んだこと、感じたことをまとめ、一人ひとり発表をしました。「今日のようなまち歩きのイベントが定期的にあれば良いのでは?」「量販店にはない、オーダーメイドでここでしか手に入れられないモノが買えたら」「食べ歩きができるお店がほしい」など、自由な意見交換がされました。