【スイーツ怪獣かなごんの甘いものにっき】秋に食べたいスイーツたち vol.1

北海道・十勝のスイーツを食べつくすモンスター「スイーツ怪獣かなごん」が、甘いものへの思いを書き綴った「甘いものにっき」。今回はこの秋おすすめのスイーツたちをピックアップ。

山鯛の「たい焼き」

粒あん?それともこしあん?
贅沢な悩みに「両方で」

十勝のたい焼きの定番は粒あんだが、山鯛には珍しくこしあんが存在する。最初は期間限定で登場したところ、多くのこしあん派から定番化してほしいという声が上がりレギュラー入りしたという経歴を持つ。このこしあん、実は小樽の菓子店が使用している特製のものを、特別に仕入れているものなのだとか。なめらかな口溶けとともに、広がるあんの深いコク。意外にも粒あんよりも甘さは控えめで、どこまでも上品。外はパリッと、中はモチッと焼き上がった生地との相性は言うまでもない。粒あんかこしあんか、食べ比べてみるのもおすすめだ。

かなごん

小豆の持つ豆本来の風味が豊かに感じられる粒あん。あんのコクが極まる上品なこしあん。十勝産小豆の良さをそれぞれ違う形で楽しめるのも乙なものだ。

Information
●たい焼き(こしあん) 180円 
●たい焼き(粒あん) 160円

十勝たいやき専科 山鯛
電話番号 0155-67-5352
住所 帯広市西15条南12丁目
営業時間 10:30~17:00
定休日 月・火・金曜

あさひやの「洋なしタルト」

洋なしとの出会い
懐かしき思い出のタルト

他のケーキやタルトに比べると地味な見た目の洋なしタルト。けれどもこのタルトにこそ、タルトの醍醐味が凝縮しているのだ。クッキー生地はサクサクホロホロと口の中で簡単に崩れる軽い口当たり。その上に芳醇なアーモンドクリームをのせて焼き上げている。カスタードクリームなどは使わない分、甘くバターの香り豊かなタルト自体を存分に味わうことができるのだ。洋なしの品のある甘さは、ちょうどよい塩梅で生地とマッチ。あさひやのタルトはどれも人気の商品だが、シンプルさの中の奥深さを感じたいのであれば洋なしタルトで決まりだ。

かなごん

考えてみるとこの洋なしタルトによって、洋なしという存在を思えたのかもしれない。昔は甘いクリームが苦手だったので、このタルトばかり食べていた。

Information
●洋なしタルト 356円

手作りケーキ工房 あさひや
電話番号 0155-38-2606
住所 帯広市西19条南4丁目19-4
営業時間 9:00~19:00
定休日 不定休

よりみちベーカリーの「スイートポテトデニッシュ」

秋はやっぱり秋らしく!
スウィーティーな新作デニッシュ!

道の駅ガーデンスパ十勝川温泉内のよりみちベーカリーでは甘納豆がゴロゴロ入った「金時ブレッド」をついリピートしてしまう。甘納豆ときめ細やかな食パン生地の組み合わせが絶妙に好きなのだが、秋らしい新商品と聞けば手に取らない理由はないのだ。いもくりかぼちゃはこの季節特別な存在だ。その代表格のさつまいもを甘くまろやかなペーストに仕上げ、全粒粉を配合した特製のデニッシュ生地にのせて焼き上げる。上にはさつまいものレモン煮をトッピングして、甘ったるくなりすぎないように調整。秋を感じながら召し上がれ。

かなごん

4種の揚げたてカレーパンをはじめ、店内の商品は約60点。毎月新作が登場するので目が離せない。購入する時は迷いに迷って店内をぐるぐるしてしまう。

Information
●スイートポテトデニッシュ 300円

よりみちベーカリー
電話番号 0155-46-2447
住所 音更町十勝川温泉北4-1 道の駅ガーデンスパ十勝川温泉内
営業時間 9:00~17:00
定休日 火曜(祝日の場合翌日)