【なかなか買えない十勝のレアなパン屋さん①】週1オープン・『 カモク堂』

週に1度か2度しか巡り合うことのできないパン屋さん。訪ねてみると、じっくり丁寧に、時間をかけてパンと向き合う人たちがいました。第1回目は、週に1回オープンする「自家製酵母パン カモク堂」をご紹介します。

家族に食べさせたい、体に優しいパンの店に

オーナーの末永陽子さんによると、食への関心が高まったのは、息子さんを産んでから。「安全なご飯を食べさせたい」と、作れるものは自分で作る暮らしを始めました。家族で食べるパンを作る中で、発酵という過程に興味を持った陽子さん。店に並ぶパンも、酵母から具材に至るまで、できる限り手作りしています。

小麦の種類、配合の割合を各々変えて酵母も生地に合うようにブレンド。十勝産の麹と米、水で作られたオリジナルの酵母「とかち雪糀」は陽子さんが商標登録しています。カモク堂のパンのしっとりと優しい口あたり。その秘密は酵母にあったのです。

2013年11月、鹿追町の住宅地の一角にオープン。10年もの準備期間を経て、陽子さんのパンの研究は実を結びました。小麦、ライ麦、全粒粉、卵、バターなど、十勝の生産者が作った素材をなるべく使用しています。

※掲載内容は2022年8月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。